
ドバイ高級不動産市場、2025年第3四半期に売上54%急増!2026年も価格上昇は続く見通し
概要:ドバイの高級不動産市場が活況
2025年、ドバイの高級不動産市場が驚異的な成長を遂げています。最新の調査によると、1,000万ドル(約15億円)を超える高級住宅の売上高が、2025年第3四半期に前年同期比で54%も増加しました。この力強い需要を背景に、専門家は2026年も価格上昇が続くと予測しています。
本記事では、ドバイ不動産市場の最新動向と今後の見通しについて、初心者の方にも分かりやすく解説します。
2025年第3四半期の記録的な売上
ドバイは、世界で最も活発な高級不動産市場としての地位を確立しつつあります。2025年第3四半期には、以下の注目すべき実績が報告されました。
- 1,000万ドル以上の物件取引: この価格帯の物件取引件数は103件に達し、前年同期比で24%増加しました。
- 2,500万ドル以上の超高級物件: さらに高額な2,500万ドル以上の物件取引も17件成立し、前年の2倍以上を記録しました。
- 総取引額: 3ヶ月間の総取引額は20億ドル(約3,000億円)を超え、前年同期比で54%の増加となりました。
- 平均価格: 超高級物件の平均価格は1,940万ドル(約29億円)に達しています。
この期間で最も高額だったのは、ラ・メール地区にある7ベッドルームの邸宅で、3億5,000万ディルハム(約140億円)で売却されました。このデータは、高級物件セグメントにおける価格の急激な上昇を明確に示しています。
2026年の価格上昇予測とその背景
不動産コンサルティング会社ナイト・フランクは、2026年にドバイの高級住宅価格がさらに3%上昇すると予測しています。この予測の背景には、いくつかの重要な要因があります。
- 富裕層からの強い需要: 世界中の富裕層(HNWI)が、引き続きドバイの高級住宅を求めています。
- グローバルな富の流入: ドバイが「富裕層の安全な避難先」として認識されており、世界中から資金が流入し続けています。
- 居住者投資家の増加: ドバイに居住する投資家層が厚みを増しており、市場の安定性を支えています。
2024年には435件の1,000万ドル以上の取引が記録されており、2025年も記録的な年になることが期待されています。
市場を牽引する要因
ドバイの不動産市場の好調は、単なる偶然ではありません。政府の積極的な取り組みと経済的な魅力が、世界中の投資家や富裕層を引きつけています。
富裕層の移住
調査によると、アラブ首長国連邦(UAE)は2025年に過去最高の9,800人の富裕層(純資産100万ドル以上)の移住を惹きつけると予測されています。非課税の生活環境や規制の改善が大きな魅力となっています。2024年時点で、ドバイには推定81,200人の富裕層と20人の億万長者(純資産10億ドル以上)が居住しています。
政府の取り組み
ドバイ政府は、不動産市場を活性化させるために様々な施策を講じています。
- ゴールデンビザ: 10年間の長期滞在を可能にするゴールデンビザ制度の拡充。
- 退職者・リモートワーカー向けビザ: 多様なライフスタイルに対応するビザの発行。
- 経済の多角化: 石油依存からの脱却を目指す経済政策が、国全体の成長を後押ししています。
今後の見通し
ドバイの住宅不動産市場全体の平均価格は、2025年第3四半期に2.5%上昇し、2020年後半から続く上昇傾向を維持しています。前年同期比では10%の上昇です。
ただし、四半期ごとの価格上昇率は、2023年および2024年の平均4.34%から、2025年の第1〜第3四半期には平均3.2%へと、わずかに鈍化の兆しを見せています。
専門家は、価格上昇のペースは緩やかになる可能性があるものの、成長自体は今後も続くと見ています。ドバイが国内外の投資家にとって魅力的な市場であり続けることに変わりはなく、その動向から目が離せません。