
ドバイ不動産市場、2026年に過去最高の住宅供給を記録へ | 新規プロジェクトは減少傾向
2026年、ドバイの住宅供給は2008年以来の最高水準に
2026年のドバイ不動産市場は、過去約20年間で最も多くの住宅が供給される歴史的な年となる見通しです。不動産コンサルティング会社Cushman & Wakefield Coreが発表した2026年上半期のレポートによると、年間の総供給戸数は約55,600戸に達すると予測されています。
この数字は、金融危機以前の2008年以来、最も高い水準となります。一方で、新規プロジェクトの立ち上げは減少傾向にあり、市場が新たな局面を迎えていることを示唆しています。
上半期の実績と下半期の見通し
2026年第2四半期には、すでに13,218戸の住宅が完成し、引き渡しが行われました。下半期にはさらに約32,000戸の供給が見込まれており、年間計画は順調に進行しています。
さらに、2027年には60,000戸以上の住宅供給が予測されており、ドバイの住宅市場の拡大が続く見込みです。
2026年第2四半期に完成した主な物件
今期に完成した代表的な物件には、以下のようなものがあります。
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アパートメント
- Crest Grande at Sobha Hartland (965戸)
- Skyhills Residences 1 in Dubai Science Park (635戸)
- City Tower on Sheikh Zayed Road (608戸)
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ヴィラ
- Malta 1 and Costa Brava 1 at Damac Lagoons (それぞれ760戸、555戸)
- Jebel Ali Village Townhouses Phases 1-3 (614戸)
- Elora at The Valley (430戸)
新規プロジェクトの立ち上げは大幅に減少
記録的な住宅供給とは対照的に、新規プロジェクトの立ち上げは著しく減少しています。2026年上半期において、前年同期比でアパートメントの新規発売は約58%、ヴィラは約78%も減少しました。
この背景には、建設業界における供給網の制約や請負業者の対応能力の問題、そして市場環境の変化などが影響していると考えられます。
今後のドバイ不動産市場の見通し
新規プロジェクトの立ち上げが減少することは、短期的には未完成物件の取引量に影響を与える可能性があります。しかし、中長期的には市場の健全性を高める上で肯定的な側面があります。
供給ペースが調整されることで、需要と供給のバランスが改善され、より安定した市場環境が形成されることが期待されます。計画されている約525,000戸のうち、建設進捗率が20%を超えているのは約186,000戸に留まっており、実際の完成戸数は計画よりも緩やかになる可能性が指摘されています。
まとめ
2026年のドバイ不動産市場は、2008年以来最多となる住宅供給を記録する一方で、新規プロジェクトの立ち上げは鈍化しています。この動きは、市場が過熱から安定へと移行し、より持続可能な成長を目指す段階に入ったことを示していると言えるでしょう。
参考記事:Khaleej Times - Dubai set for highest annual home deliveries since 2008 as new launches slow





