
ドバイ新時代へ!巨大モール「ドバイ・スクエア」が3年以内に開業予定
はじめに
ドバイを拠点とする大手不動産開発会社エマール・プロパティーズは、ドバイ・クリーク・ハーバーに建設中の新しい大規模小売・ライフスタイル施設「ドバイ・スクエア・モール」が、今後3年以内に開業予定であることを発表しました。創業者兼マネージングディレクターのモハメド・アラバー氏によると、このプロジェクトはドバイの新たなランドマークとなることが期待されています。
次世代型モール「ドバイ・スクエア」の全貌
ドバイ・スクエア・モールは、単なるショッピングセンターではなく、未来の都市生活を体現する画期的なプロジェクトとして構想されています。その主な特徴は以下の通りです。
圧倒的なスケール
- 総面積: 260万平方メートルに及び、これはダウンタウン・ドバイの3倍に相当する広さです。
- 総投資額: ドバイ・クリーク・ハーバー開発の一環として、総額1,800億ディルハムが投じられています。
このモールは「屋内の都市」と表現され、ショッピング、ダイニング、エンターテイメントの新しいコンセプトを導入します。
未来志向のコンセプト
ドバイ・スクエアの最も革新的な特徴の一つは、持続可能でスマートな都市インフラを目指すドバイの広範な取り組みに沿って、モール内部を電気自動車(EV)が走行できるように設計されている点です。これにより、来場者は新しい形の移動と買い物の融合体験を享受できます。
また、最新のデジタルシステムやAI(人工知能)を活用した設計ツールが導入され、小売業者と訪問者のニーズを予測し、これまでにない顧客体験を創出することを目指しています。
ドバイ・クリーク・ハーバー開発計画の中核
ドバイ・スクエアは、より広範な都市変革プロジェクトである「ドバイ・クリーク・ハーバー」の中核をなす施設です。このマスタープランには以下の要素が含まれています。
- 740万平方メートルの居住空間
- 50万平方メートルの緑地エリア
- 歩行者に優しい街路
- 今後建設予定の「ドバイ・クリーク・タワー」との連携
さらに、この地区はアラブ首長国連邦で最も重要な自然保護区の一つである「ラス・アル・ホール野生生物保護区」へのアクセスも提供し、自然と都市機能が調和した環境を実現します。
エマール社が描く未来のビジョン
モハメド・アラバー氏は、「年間1億人以上の来場者を迎え、1,500以上の小売業者をホストしてきた15年間の経験で培った深い専門知識を、この新しいプロジェクトに応用しています」と述べています。同氏は、AIが設計分野において新しい科学であると認めつつも、将来の顧客体験を形成するために高度なAIシステムを積極的に導入していることを強調しました。
まとめ
今後3年以内に開業が予定されているドバイ・スクエア・モールは、その壮大なスケールと革新的なコンセプトにより、ドバイの小売・エンターテイメント業界の未来を再定義する存在となるでしょう。電気自動車が走行するスマートな設計とAI技術の活用は、世界中の注目を集めることは間違いありません。ドバイの新たな発展を象徴するこのプロジェクトの完成が、今から大いに期待されます。
参考記事
Dubai Square Mall to open within three years: Mohamed Alabbar - Gulf News