
ドバイ不動産市場に新展開:JWマリオットがドバイアイランズに初のブランドレジデンスを建設
世界的ホテルグループのマリオット・インターナショナルは、ドバイで初となるJWマリオットブランドのレジデンス(高級分譲マンション)を建設することを発表しました。このプロジェクトは、ドバイの高級住宅市場におけるマリオットの重要な一歩となり、多くの投資家から注目を集めています。
プロジェクトの概要
この新しいレジデンスは、ドバイの新たな中心地として期待される「ドバイアイランズ」に建設されます。以下にその詳細をまとめました。
- 名称:JWマリオット・レジデンス・ドバイアイランズ、セントラル
- 総戸数:115戸
- 間取り:1ベッドルーム、2ベッドルーム、3ベッドルームの構成
- 完成予定:2028年初頭
- 主な特徴:全戸オーシャンビュー
充実した共用施設
居住者は、JWマリオットブランドならではの最高級のアメニティを享受できます。
- アラビア湾を一望できる屋上プール
- スパ施設
- フィットネスセンター
- オーダーメイドのコンシェルジュサービス
これらの施設は、居住者にホテルライクな質の高い生活を提供します。
なぜ「ドバイアイランズ」が選ばれたのか
ドバイアイランズは、ドバイ政府が推進する都市開発計画「ドバイ2040アーバンマスタープラン」に沿った開発が進む、将来性の高いエリアです。
- ウォーターフロントの立地:美しい海辺の環境が魅力です。
- 優れたアクセス:主要な幹線道路へ専用の橋で接続されており、市内各所への移動が容易です。
- インフラ整備:強力なインフラ開発が進んでおり、生活の利便性が高まっています。
これらの要因から、投資家の関心が急速に高まっている注目のエリアです。
世界最大規模を誇るドバイのブランドレジデンス市場
ブランドレジデンスとは、高級ホテルブランドがその品質とサービスを保証する住宅物件のことです。ドバイは、この分野で世界最大の市場としての地位を確立しています。
2024年には、ブランドレジデンスの販売戸数が13,000戸を超え、2023年比で43%増という驚異的な成長を記録しました。市場規模は今後数年で2倍以上になると予測されており、今回のJWマリオットの参入は、市場のさらなる活性化を象徴する出来事と言えるでしょう。
開発を担うCGデベロッパーズ・グローバル
このプロジェクトの開発を手掛けるCGデベロッパーズ・グローバルは、ネパールを拠点とするコングロマリット「CGコープ・グローバル」の一部門です。同社は20年以上にわたりUAE市場で活動しており、全世界で200万平方フィート以上の開発実績と10億ドルを超える売上を誇る、信頼性の高いデベロッパーです。
まとめ
JWマリオットによるドバイ初のブランドレジデンス開発は、活況を呈するドバイの不動産市場、特に高級住宅分野の力強い成長を示すものです。優れた立地、信頼できるデベロッパー、そして世界的なブランド力が組み合わさったこのプロジェクトは、ドバイの新たなランドマークとなることが期待されます。
参考記事: JW Marriott debuts branded residences in Dubai with 115-unit island project - Gulf News