
ラスアルハイマ不動産の新時代:巨大都市開発プロジェクト「RAKセントラル」が始動
中東初のカジノ建設で盛り上がっているラス・アル・ハイマですが、都市の魅力を向上する新しいニュースが届きました。
アラブ首長国連邦(UAE)の首長国の一つであるラスアルハイマにて、都市生活の概念を再定義する画期的な大規模開発プロジェクト「RAKセントラル」が正式に始動しました。このプロジェクトは、同地域における人々の暮らし、働き方、そして余暇の過ごし方を一変させることを目的としています。
RAKセントラルとは?
RAKセントラルは、総面積310万平方フィートに及ぶ、未来志向の複合商業施設です。ラスアルハイマの経済多様化戦略と、その野心的な目標である「RAKビジョン2030」に沿って計画されています。
プロジェクトの主な構成
この広大な敷地は、商業施設だけでなく、居住空間やホスピタリティ施設にも重点を置いています。
- 商業施設(全体の15%): プロジェクトの初期段階の起爆剤として、世界トップクラスの才能と企業を誘致します。中心となる「RAKセントラルHQ」は、今後2年以内に稼働開始予定です。
- 高級住宅およびホスピタリティ施設(全体の85%): 商業施設が整備された後、段階的に高級住宅や世界的なホスピタリティブランドが統合され、活気ある自立したコミュニティの形成を目指します。
開発を主導する主要企業
この巨大プロジェクトは、ラスアルハイマの成長において中心的な役割を担う複数の企業によって推進されています。
Marjan社の展望
開発を主導するMarjan社のCEO、アブドゥラ・アル・アブドゥリ氏は、「RAKセントラルHQが2年以内に稼働することで、高級住宅や世界クラスのホスピタリティ施設を段階的に統合する道が開かれます。これにより、包括的な目的地が完成するでしょう」と述べています。
BNW Developments社の役割
ラスアルハイマで最大の民間デベロッパーであるBNW Developments社は、このプロジェクトの初期からのパートナー兼投資家として重要な役割を果たしています。
同社の創設者兼会長であるアンクル・アガルワル氏は、「RAKセントラルは、インフラ、国際的な投資家への魅力、そして大胆な長期ビジョンを備えており、北部首長国における商業、コミュニティ、資本の拠点となるでしょう」と、その期待を語りました。
また、共同創設者兼マネージングディレクターのヴィヴェーク・アナンド・オベロイ氏も、「この開発は、ビジネスの野心と沿岸での生活、そしてモダンなデザインと人々のつながりを融合させる新しいラスアルハイマの精神を捉えています」と付け加えています。
ラスアルハイマの将来性と投資の魅力
RAKセントラルの始動は、ラスアルハイマが投資先として大きな魅力を持っていることを示しています。
- インフラの強化: 新しい国際空港ターミナルの建設が進行中であり、将来的な旅客数は300万人を超えると予測されています。これにより、世界との接続性が大幅に向上します。
- 国際的な関心の高まり: この次世代開発プロジェクトは、すでに多くの資本と国際的な関心を集めており、ラスアルハイマの投資魅力はますます高まっています。
まとめ
RAKセントラルは、単なる不動産開発プロジェクトではなく、ラスアルハイマをUAEの次なる主要な金融・ライフスタイルハブへと押し上げるための重要な一歩です。
カジノの話題が先行するラス・アル・ハイマですが、ショッピングなど日常生活のインフラはまだ正直発展途上な印象がありました。このRAKセントラルのような施設の登場によって、そんな日々の利便性も変わることが期待できます。